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長期金利や長期プライムレートとは何か

Posted by syusyu1 on 6月 11, 2015 in しくみ |

金利も一般のモノやサービスの価格と同様に、市場での需給関係によって決まります。しかし金融市場も、そこで取引される金融商品も多様であり、それぞれに異なる金利が付けられています。また、借り手の信用力(いくらまで借りることができ、予定通り返済できるか)や融資期間の長短なども、金利に影響を与えます。-年未満の短期金利は、インターバンク市場での金融機関の資金調達コスト(金融機関同士で資金をやりとりする際にかかる金利)に影響されます。これに対して、l年以上の長期金利の場合は、主に期間日年の長期国債の利回りが反映されます。その利回りは、日本の金融市場における長期金利の指標となっています。長期国債の利回りの上下に連動して長期金利も変動するわけです。一方、長期プライムレl卜(最優遇貸出金利)とは、銀行などの金融機関の優良企業向けの貸出金利です。長期プライムレ1卜(長プ一フ)が期間l年以上なのに対して、期間1年未満の
短期プライムレlト(短プラ)もあります。短プラは現在は各金融機関が、それぞれの資金調達コストをもとに決めているのに対して、長プラは長期信用銀行と信託銀行が、政策当局の意向を踏まえたうえで、合意によって決定しています。その利率は、日本興業銀行が発行する5年ものの利付金融債の表面金利に、0・9%上乗せした水準となっていますが、近年では自由金利商品も増加え、形がい化しつつあります。サラ金でお金を借りるなら。

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短期金利はどのように決まるのか

Posted by syusyu1 on 6月 10, 2015 in しくみ |

金利(利息)とは、お金の借り手が、資金を利用させてもらったことへの対価として、貸し手に対して支払うものです。普通のモノやサービスと同じく、金利も市場での需要と供給の関係によって決まります。金融市場での資金需要が多く、カネ不定であれば金利は上昇しますし、資金需要が少なく、カネ余りならば金利は低下します。これまで日本では、期間l年未満の短期金利は、公定歩合が基礎になって決められてきました。公定歩合とは、日本銀行(日銀)が民間金融機関に貸出をする場合の金利のことですが、利率は景気によって決まります。けねんたとえば、インフレ(←P拘)懸念が出てきたときは、日銀は公定歩合を引き上げることで、景気の過熱に水を差します。公定歩合が上がれば民間金融機関は貸出金利や預金金利を引き上げます。それによって、貯蓄を増やし、企業の資金需要が抑えられるわけで、景気は落ち着きます。これは金融引締めと呼ばれています。逆に景気が落ち込んでいるときは、金融緩和を行ないます。公定歩合を引き下げることで、市中にお金が出回るようにするわけです。しかし、現在では金融の自由化が進んでおり、金利も各金融機関が独自に設定できるようになっています。そのため、日銀の金融政策も、公定歩合よりも市場を重視するスタンスに変わっており、特にコlル市場での日々の金利によって短期金利が決まるようになっています。なかでも無担保コlル翌日物の金利を、どの水準に誘導するかによって、日銀の政策スタンスが示されるようになっています。「ゼ口金利政策もこの金利を限りなくゼロに近づけていたものでした。そのため、今日では公定歩合の重要性は従来より薄れているといえます。

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長期金融市場にはどのようなものがあるのか

Posted by syusyu1 on 6月 9, 2015 in しくみ |

短期金融市場が1年未満の資金をやりとりするのに対して、長期金融市場は1年以上の資金をやりとりする金融市場です。長期金融市場は、公社債市場と株式市場からなります。公社債市場は債券
を取引する市場であり、株式市場は株式を取引する市場です。債券、株式とも、企業などが資金を調達するために発行する有価証券ですが、企業にとっては債券で調達した資金は貸し手に対して返済義務がある負債であるが、株式は返済義務のない株主資本となります。公社債市場では社債や、金融機関が発行する金融債、国が発行する国債、地方自治体が発行する地方債、政府保証債を含む公社・公団債などが取引され、債券を発行する起債市場(プライマリlマーケット)と、発行された債券を売買する流通市場(セカンダリlマーケット)からなっています。起債市場では、金融機関を通じた入札や売り出しなどによって、広く一般に債券の引き受け(購入)を求める公募と、限られた個人や企業に引き受けてもらう非公募(私募)があります。株式市場は、企業が発行する株式を取引する市場で、発行市場と流通市場からなっています。株式を発行する方法には、公募と、既存の株主や縁故者に割り当てる方法がありますが、最近は時価発行による公募が主流となっています。起債市場や株式の発行市場など、主に企業の資金調達に特化した証券会社が設資銀行です。日本の株式市場は事業会社や金融機関、さらには外国人投資家などの機関投資家の構成比が高いのが特徴です。しかも、時価会計(←PM)導入でかなり減りつつありますが、「株式持ち合い」が行なわれており、日本の株式市場の構造的特徴となっています。

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短期金融市場にはどのようなものがあるのか

Posted by syusyu1 on 6月 8, 2015 in しくみ |

融市場は、大きくは1年未満の資金をやりとりする短期金融市場と、1年以上の資金をやりとりする長期金融市場とに分かれ、それぞれが、さらに細かく分かれています。短期金融市場には、金融機関のみが参加できるインターバンク市場と、参加者に限定のないオーブン市場があります。インターバンク市場とは、金融機関が相互に資金を融通し合う場で、コール市場と手形売買市場からなっています。コール市場は金融機関が日々の支払いに必要とするお金(短期資金) を、主に短資会社(ブローカー)を通じて取引しています。コール市場での代表的な資金の受け手は都市銀行や外国銀行などで、代表的な資金の出し手は地方銀行や信託銀行です。一方、手形市場は、金融機関が手形売買によってコlル市場よりも期間の長い短期資金を融通し合う市場です。主な手形の売り手(資金の調達者)は都市銀行であり、信託銀行や信用金庫などが主な買い手(資金の運用者)となります。
金融機関以外でも短期資金の調達・運用ができるのがオープン市場です。オープン市場には、債券現先(レポ)市場やCD(譲渡性預金←P弘)市場、cp(コマーシャル・ペーパー←PM)市場、政府短期証券市場、短期国債市場などが含まれています。債券現先市場は、一定期間後に買い戻す(売り戻す)ことを条件に、債券の売買が行なうことで、一般の企業や証券会社などが資金の調達を行なっています。CD市場はCDの売買を行なう市場で、CDの発行は金融機関に限られるものの、流通市場には誰でも参加できます。また、CPは一定の条件を満たした企業なら無担保で発行でき、企業の短期資金調達手段として機能しています。

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金融市場のしくみとは

Posted by syusyu1 on 6月 7, 2015 in しくみ |

議とは、お金の出し手と受け手が資金をやりとりすることであり、この両者が出会う場が金融市場になります。金融市場を構成するのは、企業、家計(個人)、政府、金融機関ですが、このなかで、家は主に資金の供給者(資金の出し手)となり、企業や政府が資金の需要者(資金の受け手)となります。そして、金融機関が両者の仲介役となるわけです。もっとも、家計も住宅ロlンなどで借金をしますし、企業や政府、金融機関も、それぞれに資金の供給者・需要者となります。これは広い意昧での金融市場であり、銀行などの金融機関が資金を調達する預貯金市場と、それを企業や家計に貸し付ける貸付市場からなっています。こうした預貯金市場と貸付市場は、銀行などと顧客間の相対(対面しての)取引が中心ですが、特に企業などの大口取引の場合には、金利をはじめとする取引条件は、個別交渉によって決まるのが一般的です。これに対して、株式市場のほか、国債や地方債、社債などが取引される債券市場(公社債市場)など、不特定多数の参加者によって形成される市場があります。これは狭義の金融市場であり、大きくは1年未満の資金をやりとりする短期金融市場と、-年以上の資金をやりとりする長期金融市場からなり、さらに、それぞれが細かく分かれています。さらに、金融市場は、金融機関のみが参加できるインターバンク市場と、参加者が限定されないオーブン市場からなります。

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公的金融機関にはどのようなものがあるのか

Posted by syusyu1 on 6月 6, 2015 in しくみ |

行や証券会社、保険会社などの民間金融機関以外にも、公的金融機関があります。政府系金融機関と呼ばれるもので、狭義では銀行や公庫などの名称がついたものを指しますが、広義では郵便局や各種公団も含まれています。狭義の政府系金融機関には、かつては日本開発銀行、日本輸出入銀行、国民金融公庫、住宅金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業信用保険公庫、公営企業金融公庫、環境衛生金融公庫、北海道東北開発公庫、沖縄振興開発金融公庫の2銀行9公庫がありましたが、統合が行なわれた結果、現在は、日本政策投資銀行(日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合)、国際協力銀行(日本輸出入銀行と海外経済協力基金を統合)の2銀行と、国民生活金融公庫(国民金融公庫と環境衛生金融公庫を統合)、住宅金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫、中小企業統合事業団(中小企業信用保険公庫と中小企業事業団、繊維産業構造改善事業協会を統合)の6公庫となっています。これらの政府系金融機関は、すべて政府の全額出資によって運営されており、主な役割は民間金融機関を補完することです。国の政策のうえで、重要な役割を担っているのが2銀行です。日本政策控資銀行は長期資金の供給や、プロジェクトの支援などを目的とし、国際協力銀行は発展途上国などへの円借款などの国際金融業務や、海外経済協力を行なっています。一方、公庫は一般の国民や中小・零細企業を対象にしています。特に住宅金融公庫は、国民のマイホーム取得の資金支援に重要な役割を担っています。

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民間金融機関にはどのようなものが含まれるのか

Posted by syusyu1 on 6月 5, 2015 in しくみ |

間金融機関としては、銀行以外にも、信用金庫・信用組合、証券会社、保険会社、ノンバンクなどがあります。これらの金融機関は、それぞれが異なった役割、業務内容を持っています。銀行は、大きくは普通銀行と長期信用銀行からなり、さらに、普通銀行は都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、信託銀行からなっています。都市銀行と地方銀行、第二地方銀行の違いはあくまでも営業地域や規模であり、業務内容に大きな違いはありません。大都市に本庖を置き全国的に業務を展開しているのが都市銀行、都道府県庁の所在地などに本屈を置き、その地方を基盤として他の地域にも支屈を展開しているのが地方銀行や第二地方銀行です。信託銀行は、顧客から金銭や不動産、株式などの財産を受け入れて、顧客に代わって管理・運用を行なっています。長期信用銀行は、企業に長期の事業資金を融資することを目的としており、一般企業の社債に当たる金融債を発行して資金を調達していますが、その役割を終えつつあります。信用金庫、信用組合は、一定の地域に住む人を対象にした相互扶助的金融機関であり、主に中小零細企業などに、資金を貸し出しています。このほかに、労働金庫や農協、漁協なども、特定の顧客を対象としている金融機関といえます。証券会社は証券売買の仲介を行なうことや社債発行などを手伝う乙とを主な役割としていますが、顧客の資産運用も行なっています。保険会社は、生命保険会社と損害保険会社に分かれていますが、どちらも万が一の場合に備えた資金を預かり、証券市場などで運用しています。

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金融機関がマネー経済の担い手といわれる理由は

Posted by syusyu1 on 6月 4, 2015 in しくみ |

目にみえるモノやサー交易して、おき支払う行為は実物語であり、お金そのものが価値を持ってやりとりされるのがマネー経済です。このように書くと、別々のものに思われますが、実はこの両者は不可分な関係にあります。実物経済とマネl経済は密接に関わっており、車の両輪のような関係にあります。国の経済の担い手は人曇末、個人(家計)、政府の3つで、経済主体と呼ばれていますが、それぞれがどのように実物経済とマネl経済に関係しているかみていきましょう。家計は、労働の対価として企業から賃金を受け取り、モノやサービスを消費する乙とで企業にお金を還元します。ただし、家計は受け取ったお金(所得)のすべてを消費に使うわけではありません。余った資金は銀行に預金されたり、株や債券などの投資に回されます。これに対して、企業は事業資金を銀行などの金融機関から借り入れたり、株式や社債(債券)を発行することでまかないます。また、企業は、利益の一部を銀行などに預けたり、株や債券に投資することで運用します。政府も国債などを発行し、金融機関自体や金融機関を通じて国民に買ってもらうことで資金を調達します。そうやって得た資金を、税金と合わせて公共事業などに支出します。川喧作ゆマネー経済とは、この経済主体間のお金のやりとりをいいます。そしてマネi経済の担い手が金融となります。金融の最も基本的な役割は、お金が余っている経済主体から、お金が不足している経済主体へ資金を融通することです。これによって、経済全体の投資と貯蓄は等しくなるとともに、資金の過不足はゼロになるわけです。

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間接金融と直接金融の違いとは

Posted by syusyu1 on 6月 4, 2015 in しくみ |

融の基本的な役割は、お金の出し子からお金の受け手へ、資金を融通することです。乙の役割があるからこそ、事業資金が不足している企業でも、お金を調達して活動を拡張することができますし、それによって経済全体の規模が拡大するわけです。このような金融の形態は、大きくは間接金融と直接金融に分かれます。間接金融とは、銀行などの金融機関が、集めた預金を、企業などに貸し
出す形態です。銀行は、元本を必ず返すこと(これが元本保証です)と、利息を払うことを約束して預金者から集めたお金を、今度は、資金を必要としている企業などに貸し出します。預金者に対して元本保証をしている以上、銀行は原則として無謀な貸し出しはできません。貸す場合は、相手の返済能力などを厳重に審査します。万が一、貸したお金が返ってこない場合に備えて、担保や第三者の保証を取ることもあります。これに対して、直接金融とは、お金を必要とする企業などと、お金の出し手が直接結びついている形態です。企業は株や社債(債券)を発行し、それらを投資家に購入してもらうことで資金を調達します。両者の仲介は投資銀行(←P114)や証券会社などの金融機関が行ないます。直接金融では、投資家は原則として、投資することで得られる利益(リターン)も、危険性(リスク)も、自分自身で判断します。自己責任が原則です。直接金融の比重が高いアメリカやイギリスに比べて、戦後の日本では間接金融が主体でした。もっとも近年では直接金融の比率が高まっていることに加えて、金融ビッグパンによって、金融システムそのものが、直接金融に比重を移しつつあります。

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金融とは何か

Posted by syusyu1 on 6月 4, 2015 in しくみ |

お金は、単に持っているだけでは増えません。使えば、使った分だけ、手もとから出ていってしまいます。そこで、ほとんどの人は、当座あず使う予定がないお金を、銀行などに預けます。銀行に預けておけば、どんがんぽんなに金利が低くても利息はっきますし、預けたお金(元本)は全額返してくれます。しかし、銀行はお金を預かっているだけでは、預けてくれた人(預金者)に利息をつけて返すことはできません。銀行は、お金を「預かっている」のではなく、「借りている」のです。銀行は、預金者から借りたお金を、事業資金を必要とする企業や、個人の住宅ローンなどに貸し出します。そして、貸した相手から利息を受けとり、銀行にお金を貸してくれた(預けてくれた)人に、利息をつけて返しているのです。この受け取った利息と、支払った利息の差額や送金などの手数料などが、銀行の利益(業務純益)となります。このように、お金の貸し借りのしくみを金融と呼び、それにともなう信用創造(←P侃)、さまざまな機能や現象を金融システムと呼んでいます。この金融システムのなかで、お金を貸
したい人と借りたい企業や個人を結びつけるのが金融機関の役割です。経済には、モノを作ったり販売する実物経済と、お金そのものを商品として扱うマネi経済がありますが、実物経済でモノやサービスを製造・販売する企業は、マネl経済で資金を調達し、事業を成功させることで、利益をマネ!経済に還流させているわけです。実物経済とマネー経済は不可分の関係にあるわけで、その意昧からも、マネー経済の担い手である金融の果たす役割は、きわめて重要といえます。

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